7月に入りました。昨日までの強い日差しが嘘のように、今日は急に気温が下がり、長袖がちょうど良いくらいです。雷が鳴るたびに、パソコンに落雷しないかドキドキしています。早く天気が落ち着いてほしいものですね。
さて、動画制作を始めてから3ヶ月が経ちました。本当にあっという間でした。今月は統計指標の見方を少し変えているので、YouTubeアナリティクスの見方も先月とは異なります。後半の備忘録で、その詳細についてご説明しますね。
アナリティクス結果
◾️2025年6月のEsmer.jp(Googleアナリティクス)
期間:2025年6月1日〜6月30日
PV数:368PV(+84)
ユーザー数:32人(+14)
◾️6月の動画(YouTube Studioアナリティクス)
制作動画:4本
集計期間:6/1〜6/30(公開月の24時間平均)
- 指標の見方
- 平均再生率(%):平均してどこまで見られたかの割合。高いほど良い。
- 平均視聴時間:1人あたりの平均視聴時間。長いほど良い。
- HyperX QuadCast Sを使ったOBS録音テスト①
(通常動画)動画尺:3:15秒、視聴回数:10回、平均視聴時間:1:11秒、平均再生率:36.10% - HyperX QuadCast Sを使ったOBS録音テスト②
(通常動画)動画尺:0:50秒、視聴回数:7回、平均視聴時間:0:27秒、平均再生率:54.80% - HyperX QuadCast Sを使ったOBS録音テスト③
(通常動画)動画尺:2:50秒、視聴回数:3回、平均視聴時間:0:58秒、平均再生率:34.50% - 四葩 Yohira – Moonlit Hydrangea
(ショート動画)動画尺:1:31秒、視聴回数:265回、平均視聴時間:0:31秒、平均再生率:35.10%
今月から統計の基準をあらためたのは、
PC版のStudioとスマホで動画分析をしていた時、あれ?スマホの数値とズレてるなって。PCとスマホで指標となる項目が一致していないことから自分なりに調べてみました。
色々と私の勘違いがあったので、今月の備忘録は、「視聴者維持率」とは何なのかをテーマにお話をしたいと思います。
備忘録:「視聴者維持率」の誤解に気づいた話
1. スマホのアナリティクスで「83%」と表示されていた
『四葩』を公開してYouTubeのスマホアプリで動画のアナリティクスを見ていたとき、「平均視聴維持率:83%」という数字が目に飛び込んできました。
私はてっきり、「1分30秒の動画で1分15秒まで、83%の人が見てくれているんだ!」と、素直に思い込んでいました。
2. 実は「その瞬間に残っている人数」ではなかった
でも、よく調べてみると、
この平均視聴維持率「83%」は「1分15秒の時点で83%の人が残っている』という意味ではなかったんです…。
実際は、「“1分15秒の時点で83%の人が残っている”のではなく、視聴者全員の“どこまで見てくれたか”を平均したら83%だった」が正しい見方でした。
3. 本当の「その瞬間に何%残っているか」はグラフで見る
YouTube Studioの「視聴者維持率グラフ」は、動画の再生バーを1秒ごとなど細かく区切って、「この時点で何%の人がまだ見ているか」を曲線で示しています。
たとえば、1分30秒の動画で「1分15秒地点」のグラフを見れば、
「この瞬間(1分15秒)に、最初に再生してくれた人のうち何%が残っているか」が分かります。
実際の画像を見ると、1分15秒地点は66%の少し上なので、「83%」ではないですよね。

画像の数字の意味はこう読む!
- 視聴者維持率グラフ(画像)=「時間ごとにどれだけの人が残っているかの推移」
- 平均視聴維持率(83%)=「みんなが平均してどこまで見てくれたか」
例:100人が見た場合、全員が1分15秒で止めたわけではなく、「最後まで見る人」「途中でやめる人」など全員の視聴時間の平均値。そのため平均1分15秒(=83%)となる。
- 77%が0:30付近まで視聴=「0:30秒時点で、まだ見ていた人の割合」
ざっくりまとめます。
4. 指標の見方:私のような誤解にご注意!
- 「平均再生率(%)」=動画尺に対して“平均してどこまで見られたか”の割合
- 「視聴者維持率(%)」=全視聴者の“視聴時間を平均した”視聴者の割合(+「特定の瞬間」に何%の人が残っているかを示す曲線)
私は、「この時点で83%の人が視聴しているんだ!」と勘違いしてしまっていましたが、実際は「その時点」ではなく「全体の平均」が正しい。
視聴者維持率グラフを見るポイント
- 画像の複数の数字やグラフをセットで見ることで、動画のどこで離脱が多いか、全体のパフォーマンスがどうかが分かる。
- 「平均視聴維持率(%)」は“平均”であり、グラフ上の“どこか1点”の値ではない。
- グラフの各ポイントは「その瞬間の残存率」。
「平均再生率(%)」はPC版にしか出てこないため、スマホ版の「視聴者維持率(%)」と同じなのではないか?と数字を読むことから始めて、数字が一致しないことで別々のものであることがわかりました。
説明していても、なかなか伝わりづらいなと感じています。
ざっくりと「こういうことなのか」とイメージしてもらえればと思います。
平均再生数は「基本的な指標」として押さえつつ、
視聴者維持率は「どの部分がよく見られていて、どこで離脱が多いのか」を判断するのに役立ちそうです。
まとめ:少しずつ“数字”との向き合い方が変わってきた
どのアナリティクスにも共通することですが、最初は数字の意味もよく分からず、「これってどういうこと?」と戸惑うばかりでした。
でも、自分なりにエクセルでデータをまとめてみたり、いろんな数値の“誤差”や違いに気づいたりするうちに、「どうしてこうなるんだろう?」と興味を持つようになりました。
そして、「好きなものを好きなだけ作ること」に集中して3ヶ月ほど続けてみたら、YouTubeからコメントをいただけたり、少しずつ反応が返ってくるようになって、それが本当に嬉しかったです。
数字を見たからこそ、気づけたことでした。
恥ずかしくて消してしまいと思った日もありましたが、自分が作ったものを公開できる場所があること、誰かに見てもらえること自体に、今はすごく幸せを感じています。
来月もまた少しずつ出来ることが増えていくといいなと思ってます。